6月5日は世界環境の日。
この日に向けて「ひとこと」を私なりに考えました。そして、選んだこの言葉。
「来た時よりも美しく」
日本で生まれ育った人は、小さい時から聞く機会が多かったのではないでしょうか?
私の記憶をたどっても、小学校の時に遠足や旅行などで訪ねた場所を去るときには、美しく整えて感謝をして帰りましょうという感じで使われていたと思います。
大人になって聞いても日本人らしい、いい言葉だと思います。
そして環境の日にあえてこの言葉を選んだのは、もう少し長いスパンでこの言葉の意味を解釈してはどうかと思ったからです。
1人1人が地球に生まれて、そしていつか去る日まで。
「来た時よりも美しく」
私たちはこの地球という場所を「借りて」生きているということを忘れがちですね。
多少、年代の違いはあれど、私たちが生まれた時には既に人間によって環境が破壊され、自然や動物たちや人間までもが被害を受けている状況でしたね。私たちがいつの日か借りていた地球を返す時には、それ以前の美しい地球を残していきたいですね。
そのために、私たちができること。やはり小さな「来た時よりも美しく」をコツコツ積み重ねることも大切なのかもしれません。
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近年はプラスチックが環境に及ぼす影響が頻繁に取り上げられますね。特に海に流れ出てしまうプラスチックが環境を汚染し、海のごみを増やし、間違えて魚たちが食べてしまうということが起こっています。
この問題を考えるときにいつも私が頭に浮かぶのはこちらの掃除機
スウェーデンにあるElectroluxという家電メーカーで作られた掃除機です。
こちらは市販されているものではなく環境問題を考えるために数台作られたスペシャルモデルになります。
名前はVac from the Sea。Vacは、Vacum Cleaner(掃除機)のことで、日本語にすると「海から来た掃除機」といった感じでしょうか。
掃除機に配置されているカラフルなものは、海から拾ったプラスチックです。
元になる掃除機の上に、張り付けてデコレーションしています。
現在の生活では意識していても100%プラスチックを使わない生活は難しいですね。
使った場合は責任をもって処理する工程まで管理する、そんな心構えを新たにしました。
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