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執筆者の写真Chie Oomori

軽井沢の森のクマ

更新日:2023年8月11日


軽井沢 森のリトリートでは、ハンドベルを持って音楽を奏でながら森を歩きました。


実は軽井沢は人間の生活に近いところにクマがいるのです。散策路を歩いていてもクマ注意の看板をよく見かけますし、軽井沢町のwebサイトではクマやサルの目撃情報が日々更新されています。

こちらは過去2か月間のクマの目撃情報。最新の情報は以下から確認してください。




そのため、私たちが彼らの領域に入るときには「お邪魔してますよ~、こっち来ないでね~」と音でお知らせしながら歩きます。


軽井沢ではクマを駆除するのではなく、人間とクマが共存するための試みを20年以上続けているそうです。


私たち人間とクマの距離を保ってくれているのが「犬」。ベアドッグという特別な訓練を重ねた犬たちとピッキオのスタッフの皆さんがクマが近づかないように日々守ってくれています。クマが人里に近づいてきたときに大きな声で吠えたり、ちょっと脅かしたりして「こっちに来ないで」というメッセージを送り続けているそう。この活動は海外でも注目されているそうですよ。


長野放送で、そのベアドッグの取り組みを追ったドキュメンタリーが2021年に放送され、先ほどBSフジで再放送されていました。2代目・3代目の犬たちが経験を重ねる様子と、それを傍らで見守っているハンドラーさんの様子が紹介されていて、とても感動しました。


特にハンドラーさんが、人を守ることと同じぐらい、犬やクマも同じ命として尊重する様子がとても印象的でした。クマは適切な距離を保っていれば人と共存できるものなのですね。私たちの見えないところで安全な暮らしを日々守ってくださっていることが良く理解できました。




日々守ってくれていることに感謝しつつ、私たちは森に入るときは音を出したり、スプレーを携帯したり、そして食べ物やゴミを外に置いたままにしないといった基本的な対策を続けて適切な距離を保っていきたいですね。

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